盛り上げるBGMのような過剰な演出を削ぎ、たんたんと書かれているだけに、薄膜を張ったような怖さと狂気を感じた。
善と悪は、反対でも背中合わせでもなく、隣り合っていると感じた。しんしんと降り積もるような、足元がかすかに微動しているような印象的な作品群。
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¥1,237¥1,237 税込
発送元: Amazon 販売者: 月夜野ストア
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鬼の跫音 単行本 – 2009/1/31
道尾 秀介
(著)
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購入オプションとあわせ買い
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社角川グループパブリッシング
- 発売日2009/1/31
- ISBN-104048739115
- ISBN-13978-4048739115
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商品の説明
著者について
2004年、第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。2007年、『シャドウ』で本格ミステリ大賞受賞。刊行する作品が次々とミステリーランキング入りするなど、いま最も注目を集める新鋭。
登録情報
- 出版社 : 角川グループパブリッシング (2009/1/31)
- 発売日 : 2009/1/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 228ページ
- ISBN-10 : 4048739115
- ISBN-13 : 978-4048739115
- Amazon 売れ筋ランキング: - 670,339位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,387位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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1975年東京生まれ。04年『背の眼』で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、デビュー。07年『シャドウ』で本格ミステリ大賞、09年『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、10年には『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞を受賞。『向日葵の咲かない夏』は、オリコン調べによる“09年度で最も売れた本”となる。最近では、月9ドラマ『月の恋人~Moon Lovers~』(CX系)の原作を書いたことでも話題に。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鬼は何処から来るだろうか?これは人の中に偏在する悪意が犯罪へと膨らんでいく物語だ。宮部みゆきがある対談で「怖い」と褒めておられたから、てっきり怪談だと思い込んでいたがコンパクトにまとめられたクライムストーリーで、普通に生きていられたら発現しないだろう人の持つ怖さの物語だ。それぞれの短編は独立して繋がりはないがSと云うイニシャルだけが共通した人物が描かれている。果たしてSは“SIN”罪の頭文字だろうか?
2021年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Kindle版に、京極夏彦氏の解説は含まれてませんでした。
ご注意ください
本編について
全体的に小粒な印象です。
作者得意の叙述トリックも鳴りを潜めていました。
各話に共通するのが”S”という人物が出てくることくらいで
少し繋がる描写(狐の人形)もありましたが、もっと大きく繋がるような話もあればいいと思いました
余談ですが、作家というとデビュー作が最高傑作になる場合が多い気がしますが
それは「箱詰めの文字」が実話だったりするかもしれません
ご注意ください
本編について
全体的に小粒な印象です。
作者得意の叙述トリックも鳴りを潜めていました。
各話に共通するのが”S”という人物が出てくることくらいで
少し繋がる描写(狐の人形)もありましたが、もっと大きく繋がるような話もあればいいと思いました
余談ですが、作家というとデビュー作が最高傑作になる場合が多い気がしますが
それは「箱詰めの文字」が実話だったりするかもしれません
2019年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Amazonで購入させていただきました。
2011年に『月と蟹』(文芸春秋、2010)で第144回直木賞を受賞された道尾秀介(みちお・しゅうすけ)さんの短編集です。
英語講師のイギリス人であるリンゼイさん殺害事件で逮捕された市橋達也被告や逃亡中に読んでいた本として、道尾秀介さんの『向日葵の咲かない夏』(新潮文庫、2008)が有名になりました。
そのとき、ぼくははじめて道尾さんの小説を読んだかと思います。
犯罪者の琴線に触れるものはなんだろうか、ということが気になったからです。
さて、本作『鬼の跫音』です。
まず目次を以下に列挙します。
鈴虫
ケモノ
よいぎつね
箱詰めの文字
冬の鬼
悪意の顔
解説 京極夏彦
以上です。
解説まで含めて232ページです。
非常にリーダブルでサクサクと読めます。
内容ですが、他のレビュアーの方も書かれていたように、救いのない小説です(『向日葵の咲かない夏』もそういえば救いのない小説だった気がします)。
広い意味でミステリといえばミステリで、物語の最後に真実が明かされることが多いです。
そして「S」という人物がどの短編でも出てくるのですが、これは犯罪者や悲劇というのはぼくたちの身の回りに遍在しているのだ、ということを作者が暗に主張したいのだろうなぁ、と考えました。
また、「鬼の跫音」という名前の短編は上記のとおり、存在しません。では「鬼」とは何か、「跫音」とは何か、ということですが、「鬼」とは人間であって人間でないもの、つまり、悪を成したためにあちら側に行ってしまった者のこと、「跫音」というのは、そういう「鬼」たちが近づいてくる「跫音」はどこにいても聞こえてくるものだ、ということを示していると思われます。
救いのない小説ですが、この社会を反映している、あるいは予感している小説として読むと秀逸です。
オススメです。
2011年に『月と蟹』(文芸春秋、2010)で第144回直木賞を受賞された道尾秀介(みちお・しゅうすけ)さんの短編集です。
英語講師のイギリス人であるリンゼイさん殺害事件で逮捕された市橋達也被告や逃亡中に読んでいた本として、道尾秀介さんの『向日葵の咲かない夏』(新潮文庫、2008)が有名になりました。
そのとき、ぼくははじめて道尾さんの小説を読んだかと思います。
犯罪者の琴線に触れるものはなんだろうか、ということが気になったからです。
さて、本作『鬼の跫音』です。
まず目次を以下に列挙します。
鈴虫
ケモノ
よいぎつね
箱詰めの文字
冬の鬼
悪意の顔
解説 京極夏彦
以上です。
解説まで含めて232ページです。
非常にリーダブルでサクサクと読めます。
内容ですが、他のレビュアーの方も書かれていたように、救いのない小説です(『向日葵の咲かない夏』もそういえば救いのない小説だった気がします)。
広い意味でミステリといえばミステリで、物語の最後に真実が明かされることが多いです。
そして「S」という人物がどの短編でも出てくるのですが、これは犯罪者や悲劇というのはぼくたちの身の回りに遍在しているのだ、ということを作者が暗に主張したいのだろうなぁ、と考えました。
また、「鬼の跫音」という名前の短編は上記のとおり、存在しません。では「鬼」とは何か、「跫音」とは何か、ということですが、「鬼」とは人間であって人間でないもの、つまり、悪を成したためにあちら側に行ってしまった者のこと、「跫音」というのは、そういう「鬼」たちが近づいてくる「跫音」はどこにいても聞こえてくるものだ、ということを示していると思われます。
救いのない小説ですが、この社会を反映している、あるいは予感している小説として読むと秀逸です。
オススメです。
2021年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
乙一さんの作品を濃縮して重くしたような感じを受けました。
読みやすく引き込まれます。
個人的に一番気に入ったのは、時系列を逆にして描いた「冬の鬼」です。
読みやすく引き込まれます。
個人的に一番気に入ったのは、時系列を逆にして描いた「冬の鬼」です。
2019年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いかにも道尾氏らしい、おぞましい話の短編集。
どの話もテンポが良く読みやすいし、それなりのどんでん返しもあって悪くはなかったけど、全体としてはミステリーともホラーとも付かない中途半端な印象なのは拭えない。どこかで読んだような既視感のある話もチラホラ。各短編には常にSという人物が出てきたり、作中作のような一見「入れ子構造?」と思わせるシーンもあるものの、特にそれによって何か全体の話に繋がりがある訳でもなく、これまた意図不明。個人的には「ケモノ」が一番良かったが、他はどれも平均点前後の佳作レベル。★的には3.5点といったところ。
どの話もテンポが良く読みやすいし、それなりのどんでん返しもあって悪くはなかったけど、全体としてはミステリーともホラーとも付かない中途半端な印象なのは拭えない。どこかで読んだような既視感のある話もチラホラ。各短編には常にSという人物が出てきたり、作中作のような一見「入れ子構造?」と思わせるシーンもあるものの、特にそれによって何か全体の話に繋がりがある訳でもなく、これまた意図不明。個人的には「ケモノ」が一番良かったが、他はどれも平均点前後の佳作レベル。★的には3.5点といったところ。
2018年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最高。ゾワゾワ、ハラハラが止まらない。だから道尾さん大好き。
2015年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
短編の割りにラスト迄の持って行き方は丁寧に書かれてあって十分満足出来た。
ケモノ辺りはベタなホラーと言われればソレまでになってしまうが、
そのベタなホラーに1番ビビリ、鬼の足跡は現在から過去へと読み進んだ後過去から現在へと読み進めた後の読後感は、
切なくなり、鈴虫を再読すれば更に切なくなってしまった笑
相手を想い過ぎて取った行動は、相手に取っては重荷になるだけなのか。許せる事なのか。とちょっと考えさせられる2作だった。
ケモノ辺りはベタなホラーと言われればソレまでになってしまうが、
そのベタなホラーに1番ビビリ、鬼の足跡は現在から過去へと読み進んだ後過去から現在へと読み進めた後の読後感は、
切なくなり、鈴虫を再読すれば更に切なくなってしまった笑
相手を想い過ぎて取った行動は、相手に取っては重荷になるだけなのか。許せる事なのか。とちょっと考えさせられる2作だった。